ぐみ

ぐみの、色づきを発見です。

澪から幸へ

髙田郁さんの小説からは、江戸時代の下町人情にほっとさせられる情景が浮かんできて、それが好きであれこれ読んできましたが、最近出版された「あきない世傳金と銀」、、、今どきの社会変化に合わせてか?主人公のキャラクターが変ったなあと、そして少し前…

5月の花🌼

明日は雨になりそうなので、慌てて写真に撮りました。ハルの花*花、いい季節を味わう気持ちのゆとりを大切にしたいものです。

研究7 オーラル・ヒストリーと社会

先日の中学生対象の教科書、「イギリスの歴史」では、生徒にオーラル・ヒストリーを促す質問事項を考えさせ、物語としての歴史を理解できるように構成されていました。 オーラル・ヒストリーは、御厨1) によると、「公人の、専門家による、万人のための口述…

研究6   歴史教科書に学ぶデータの読み方

イギリスの歴史- 帝国の衝撃 は、イギリスの中学生向けの歴史教科書です。帝国としてのイギリスの歴史を、物語として書いた興味深い本でした。 中でも惹かれたのは、第8章 アイルランド: なぜ、人々はアイルランドと大英帝国について異なる歴史を持つか で…

満天星

どうだんつつじです。別名 満天星…。空一杯に星が広がっているかのようです。道端に地味に咲いているのですが、立ち止まって見てみると可愛いです。地震が早く静まりますよう…。

精神障害者へのまなざし

昨日は、精神科、患者拘束1万人超す・・・10年間で2倍に というweb記事に頭を占拠されていました。即座に精神科病院の急性期化による閉鎖病棟の増加など、医療制度による影響が、ある意味色濃く反映されてきたのだろうかという考えがよぎりました。入院期間…

春めいてきました!

年度末に向けて仕事の予定を詰め込んでいたところに、予定外の他の仕事が飛び込んできてしまい、それにも関わらず再調整ということに考えが及ばず、予定通りに進めたため、結果としてすべてクリアしたものの、今日になって自宅にも春が来ているのにやっと気…

梅のつぼみ

日々、思うように行かないことも多いですが、季節はめぐってきます。今日も予定が変更になってしまいました。残念と思っていた時にふと引きつけられた木の見せてくれた春です。

研究5 カテゴリー研究に終わっている という指摘に刺激されて

ある学会で質的看護研究は、カテゴリー分けに終わるものが多いと意見がありました。 フィールドワークやインタビューでのデータを基にして、あるいは事例を基にして質的に分析する研究は、国内看護研究では1970年代後半から、医学書院「看護研究」に登場して…

研究4 萬狂言を観て

萬狂言なるものを初めて観ました。二人袴、節分など、およそ良く知られている演目で、昔の日常でかつ、今でも通じるコメディに笑わせてもらい、ほのぼのと豊かな時間でした。国立能楽堂は、15年以上も通学通勤の通り道にあったのに、一度も入場したことがな…

合唱

時間に隙間がある時には、子どもの行事に参加するようにしているのですが、先日は、高校生の息子の合唱コンクールに行ってきました。全4時間に、16クラスが競うコンクール。12月から練習を開始したということでしたが、結構難しい曲が続き、短期間によくぞこ…

研修講師

浜松から路線バスで4-50分の病院に、看護管理者を対象としたグループダイナミクスについての講義にでかけてきました。バスのいい案配の揺れにうとうとしながら、昼過ぎに到着。半日の講義と演習の中でできることは僅かで、今回もむしろ私の方が学ぶことが多…

出会ってよかったもの

BOOKS19 ー特集恒例アンケート 今年の収穫をーでは、「本」と「本以外」の今年出会ってよかったものが題材のアンケート結果がまとめられていました。アンケートの対象は原稿依頼、本関係、本誌の関係者ということですが、ライター、カメラマン、画家…

研究3 研究対象へのまなざし ー二つの母国に生きてー

今年、9月に発刊されたドナルド・キーン氏の文庫本「二つの母国に生きて」は、1980年代までのキーン氏の研究のプロセスと成果が概観できるものでした。当時のリーダーズ・ダイジェスト日本版用に執筆されたものが中心に編集されていて、誰にでも読みやすい文…

どうだんつつじ

近所のどうだんつつじの紅葉です。通勤途中に通りすぎていた時には気がつかなかったのですが、お休みでお天気も良かったせいか、小さなアピールが目に飛び込んできました。

看護教育6 今どきの看護とは?

考えることは沢山あるのですが、さっぱりまとまらないまま時間ばかりが過ぎました。それで、いいかげん、まとまるまで待つのをあきらめました。 考えてしまう一つは、看護とはどういうものになってきているのだろうか?ということでありました。臨床看護の話…

晩秋

2日くらい前の朝ですが、職場へと急いでいたら、すすきが朝日に照らされ光っていました。思わず足をとめてしばらく見とれておりましたが、秋も終わりに近づいたなあとふと寂しい思いになりました。 数年前まではこうして足をとめることはなく、忙しい日々に…

ツワブキ

菊のような花、何だろ⁉ と思って毎日気にしていましたが、ふきの花でありました。花言葉…困難に負けない ですって。わたしを励ましてくれるように、目に入るべくして、入って来たのでしょう❗

精神保健看護5 看護におけるdoingとbeing そしてbeingを教えること

超高齢社会に向けた看護職の需給見通しは、決して楽観できない状況にあり、2025年に約200万人の看護職員が必要なようですが、少子化の影響で新卒のみではまかなえず、潜在看護師70万人に頼らざるざるを得ない状況1)にあります。 人手不足は、じっくりと、…

アルコール2 アルコール依存とアディクション

とある大学に毎年一回出張し、アルコール依存症とアディクションについての講義をさせていただいています。なぜか、毎年曇り・・・。今年は桜の木の葉から少しの木漏れ日が・・・。 アルコール依存症というと、精神科病棟には、飲酒によって人間関係、社会…

ハナミズキ

ハナミズキに実がなる季節。葉っぱはすでに枯れ葉に化しているのですが、実がなっています。通勤途中、通りかかりに毎朝目が引きつけられ、写真に撮りたくなりました。まあ、お天気も良く撮影いたしました。 この実に思いを寄せていると、なんか優しく励まさ…

精神保健看護4 患者の体験を全体的に捉えるには

先日ご講義「生きることと病むこと-その歴史的変遷」を拝聴した時のことです。ご講義は、一般市民を含めたかなり幅の広い参加者に対して、ご自分の病気体験にも引きつけながらの、医療史入門とも言える内容でした。 途中では、ふむふむと納得しながら聞いて…

万華鏡

先日、記念にといただいた万華鏡。 小さいころ、カラフルな色がつくる世界に魅せられて、くるくる回しては自分だけの秘密ができたかのようにドキドキしたのを思い出しつつ覗いてみたら、これはまたなんと美しい春の世界。 左側の透明部分に落ち着いた桃色の…

精神保健看護3 ナラティブと看護

看護学にナラティブという言葉が入ってきて15年以上が経ちますが、最近では療養型病院の新人研修に、自分の看護をナラティブに語るというテーマが設けられるなど益々注目されているようです。 ナラティブ理論は最初は文芸作品の吟味から発展したのですが、話…

曼珠沙華

曼珠沙華。 今年は赤と白の花がカメラに丁度いいアングルだから、写真撮ったら?と母に勧められ、やや重い腰を上げて撮影しました。 結果、実物よりきれいに撮れて満足していたら、母が覗きこんできて、あらっ、私はもっとお花を大きくしたわよ、と自分のを…

インサイド・ヘッド

「感情」をテーマにした映画というので、夏から始まった上映があやうくも終わりそうになるところを、最近観に行ってきました。 父の転勤でミネソタからサンフランシスコに転居し、新しい学校に通うことになった11歳のライリー。彼女の感情を司る5つの感情た…

精神保健看護2 こころを身体で感じ、しかし感じないで

看護場面では、体温/血圧の測定や、動けない患者さんの移動の時などに、患者さんに触れることを通して、患者さんへのこころへの共感が生じることがしばしばあります。冷たい患者さんの身体からは、冷たく心もとない震えるような気持ちを、ずっしりと重い患…

川角を訪ねて

職場から2時間半以上かかったでしょうか。埼玉県の川角にある大学にでかけました。 越生線(おごせせん)というローカル線の一駅で、午後の車内にはジャージ姿の高校生の元気な姿が散在しておりました。目指すはここから徒歩で10分か15分。久しぶりに晴れ間…

看護教育5 からだとこころをつなげる人間理解

ここ2年ほど、言語中心の体験グループと身体中心の体験グループに参加する機会を持っていたのですが、同じ時期に体験するなかで、看護が常にからだを対象とするものであるにかかわらず、身体と言葉をつなげる科目がとっても少ないことに気がつきました。 入…