紫陽花

紫陽花は雨上がりがいいと思って、週末写真を撮りました。

いろいろと撮ってみたのですが、思いのほか一番気にいったのは、このガクアジサイでした。まだ雨雲が広がっている空に向けて下から撮影したのですが、この一輪、なぜかほっとするような気持ちにさせてくれました。

ところが、同じ花の木を横から撮影すると、このようにずっと淡い淡い紫なのです。あたらめて写真を見たとき、2枚の違いにびっくりしました。紫陽花の花言葉は「移り気」ですし、いつも数日後には少し色が変わっているお花ですので、同じ日の数秒内でも変わるのか、それとも光の加減でしょうか。

ちょっとした見る角度の違いによって、こんなに花の様子が違うんですから、人間も色んな色んな側面を持っていて、つきあっていく限り、果てしなく新しいその人を発見し続けることができるのかもしれない、などと思いました。