曼珠沙華 - keikonsakaki’s diary

今年は赤と白の花がカメラに丁度いいアングルだから、写真撮ったら？と母に勧められ、やや重い腰を上げて撮影しました。

結果、実物よりきれいに撮れて満足していたら、母が覗きこんできて、あらっ、私はもっとお花を大きくしたわよ、と自分のを見せてくれました。私、曼珠沙華だけが大写しになった写真を見て、う～ん、と唸ってしまいました。

画面一杯のアップの仕方、家族のひとりひとりを、その都度大写しで見ている母と重なってしまいました。全部食べてくれたのよ！せっかく好物つくったのに夕飯はいらないんだって！と、孫の反応に、一喜一憂しています。

母と私の二人の写真には、事物に対する距離の違いがクッキリ表れていました。今は、私の方がやや距離を持って世界を見ているらしい。

ところで写真だと距離感の違いもはっきりわかりますが、これが文章となると、書こうとしている事象に、近くなったり遠くなったり、望遠レンズの具合がどうなっているか、気づきにくいなと思います。

写真に習って、普段から色んな文章にふれて、自分のと比較してみることが必要なのでしょうね。