萬
狂言なるものを初めて観ました。二人袴、節分など、およそ良く知られている演目で、昔の日常でかつ、今でも通じるコメディに笑わせてもらい、ほのぼのと豊かな時間でした。
国立能楽堂は、15年以上も通学通勤の通り道にあったのに、一度も入場したことがなく、初体験。こじんまりと暗闇に浮き上がる舞台は最初から最後まで設営を変えることもなく、そのシンプルさゆえか、何か居るだけで落ち着くような場所でした。
ところで幼少期は、住んでいた関
西周辺の、史跡めぐり、寺社めぐりに週末のたびに連れ出されましたが、それより近所の崖で、木の化石だ!と友達と騒ぎあった歴史が面白く、考古学者になりたいなどと思ったものでした。
最近
ライフヒストリー研究を始めたのですが、
狂言を観ることを通して、木の化石エピソードを追想して、私にはちょっと身近なお馴染みの歴史を対象とする研究が合っているのかもしれないと思いました。